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写真 関口房朗 人生を語る。◆戦後の貧しい時代が現在の原動力◆人を大切にできないと成功できない◆失敗を恐れず行動せよ!◆起業家精神とは責任感のこと◆とにかく「細い道」を進め◆哲学のない儲けに意味はない◆いつもハングリー精神を持て◆もともとギャンブルは大嫌い◆一流になりたければ一流に触れろその車に見合う男になれ
関口房朗 起業を語る。
◆起業家精神とは責任感のこと
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---関口会長は、いつも「起業家精神を持て!」とおっしゃっていますね。

関口 やっぱり若い人がどんどん起業するような世の中にならんとね。これは経済だけの問題じゃなくて、日本という国全体の活気にもつながってくる話ですから。

---関口会長にとっての「起業家精神」とは?

関口 あえてひと言にするなら「責任感」かもしれません。

---責任感?

関口 そう。起業家というと、一攫千金みたいな派手なイメージが強いかもしれませんが、起業するということは、従業員の方々、それからそのご家族などの人生にも責任を持つということなんです。会社が倒産したら、自分が食えなくなるだけじゃなくて、その人たちみんなが食えなくなるわけですからね。その責任感たるや、相当なものがありますよ。

---たしかに、それは経営者にしかわからない感覚でしょうね。

関口 でもね、それだけの責任感があるからこそ、必死になって働ける。実際に起業してみたらわかりますよ。自分の会社を起ち上げたら、それまでの3倍は働くから。やる気も責任感も、会社員時代とは大違いですからね。

---責任感が、やる気を生むわけですね。

関口 だから私は、起業家をめざさない一般の社員の人たちにも「起業家精神を持て!」と言ってるんです。組織に甘えず、自分の「個」を確立させるためにね。

◆とにかく「細い道」を進め >>ページ上部へ
   
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---なるほど。それでは、実際に起業するときのポイントは?

関口 これは簡単な話で、「とにかく細い道を進む」という心構えを持つこと。すでに誰かが整備してくれた、でっかい国道のような道を進んでも、もうビジネスチャンスは残されとらんのやから。だから、人生の中で、特にビジネスシーンにおいて、細い道を見つけたら、とにかくその道を進むこと。そうすれば、必ず「自分だけの道」が見えてくる。ビジネスチャンスちゅうやつは、そんなオンリーワンの道、その先にだけ隠されとるんやからね。

---王道を歩むな、と。

関口 うん、歩み方としては王道でいいと思うよ。地道に、誠実に、しっかりと一歩ずつ歩いていけばいい。ただ、他の人が歩いとるような道には、もうチャンスは残されてないからね。勝ち馬に乗ろうとせず、自分自身が勝ち馬にならんと。

---先見性やアイデアが重要になってきますね。

関口 ただ、特別な才能が必要なわけじゃないよ。もしそうだったら、私なんか生き残っているはずがない。先見性というよりも、「常に三年先を見ながら歩く」という心構えが大事でしょうな。

---三年先を見ながら歩く、ですか。

関口 これは難しい話で、若い経営者は、とにかく目先の利益にこだわるのよ。実際に資金繰りに困ってるというのもあるだろうし、若いエリートはプライドが高くて恥をかきたくないから、とりあえず利益を出そうとする。それをちょっと視線を変えて、三年先、五年先を見ながら歩く。そういうことができれば、実際に三年先や五年先に生き残っとるのよ。それもすごくいい形で。

---三年先を見ると、何が変わりますか?

関口 まず、やるべき先行投資がわかるようになる。会社の設備投資はもちろん、知識や人脈といった自分自身への自己投資もね。それに、三年先が見えていれば、方針がブレなくなる。ちょっと風が吹いたくらいじゃ揺るがない自分ができて、地に足のついた経営ができるようになりますよ。

---先行投資の判断は難しそうですね。

関口 たしかに難しい決断です。でも、これと決めたら思い切ってやること。ほら、たとえばめちゃくちゃ高いパソコンを買ったら、「元を取ろう」という気になって、仕事でもプライベートでも使いこなすでしょ? それと同じで、どでかい先行投資をやったら、それだけ決意が固まるものですよ。

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