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写真 関口房朗 人生を語る。◆戦後の貧しい時代が現在の原動力◆人を大切にできないと成功できない◆失敗を恐れず行動せよ!◆起業家精神とは責任感のこと◆とにかく「細い道」を進め◆哲学のない儲けに意味はない◆いつもハングリー精神を持て◆もともとギャンブルは大嫌い◆一流になりたければ一流に触れろその車に見合う男になれ
関口房朗 馬と車を語る。
◆もともとギャンブルは大嫌い
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---関口会長といえば、やはり馬の話を外すわけにはいきません。

関口 そう? いや、世間的に見ればそうかもしれませんね。

---もともと競馬がお好きだったんですか?

関口 いやいや、これがまったく。付き合いもあるし、パチンコからラスベガスのカジノまで、ギャンブルと名のつくものはほとんどやったけど、ギャンブル自体が好きじゃなかったんですよ。

---それはどうして?

関口 だって、ギャンブルなんて負けるようにできてるわけでしょう。こう見えても技術屋の出身で、物事は合理的に考えるほうやから、負けるゲームが面白いとは思えないんやね。

---では、なぜ馬主になられたんですか?

関口 前の会社で北海道支社に視察に行ったときに、ある従業員の女の子が「うちの馬を買ってくれませんか?」ってお願いに来たの。彼女のご実家が生産牧場をやってるらしくてね。それで「まぁ車も飽きてきたし、馬もいいかな」と思って「うん、エエよ」と。

---即決ですか。

関口 うん。「ところで馬ってナンボくらいするの?」って聞いたら、大体1500万から2000万くらいだと言う。それで「じゃあ、2つもらうわ」という話になってね。

---それはまた豪快な話ですね。

関口 豪快というか、いい加減というか、運命的というか(笑) ただ、彼女がいなかったら馬主になるなんて考えてもなかったでしょうね。

◆一流になりたければ一流に触れろ >>ページ上部へ
   
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---実際、馬主になってみてどうでしたか?

関口 いやぁ、これほどイライラするもんはなかったね。なかなか勝てんかった。たとえば、これがビジネスやったら自分が頑張ればそれだけ売上げも伸びるでしょ。ところが競馬は、どんなに馬主が頑張っても、走るのは馬とジョッキーやからね。

---ジレンマがあったわけですね。

関口 そうです。それでもう馬主を辞めようかと思ってたときに、ある調教師さんを紹介されて。そして彼のコネクションで、大手の牧場から良血の馬が買えるようになって。このあたりからボチボチ勝てるようになって、競馬の面白さがわかってきました。

---良血の馬は違いますか。

関口 それはもう、走りも毛並みも全然違うし、顔つきからして違う。一流のサラブレッドに触れるようになって、ようやく気づきましたよ。「あぁ、サラブレッドってのは車と同じなんや」ということに。

---馬と車は同じ?

関口 たとえばフェラーリでもポルシェでも、いい車には大量生産できない「職人のこだわり」があります。長年にわたって受け継がれてきた伝統の技が、細部にまで散りばめられている。

---そうですね。

関口 これと同じで、良血のサラブレッドは生まれながらにして「一流」としての伝統を背負ってるんですよ。一流の調教師さんたちが、何代にも渡って守り抜いてきた伝統をね。だから、自分もこの伝統に恥じない調教とレースをさせたいし、その遺伝子を子々孫々へと継承させていきたいと思う。

---そう言われてみると、似たところがありますね。

関口 このあたりは、実際に自分が「一流」に触れないとわからないでしょう。馬や車に限らず、どんなにたくさんの三流に触れても、一流の男にはなれません。ひとつでも多くの一流に触れ、その息吹を肌で感じることが大切なんです。

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