---今回は、関口会長の人生論をお伺いしたいと思います。
関口 まあ、人生なんて難しい話をできる柄やないと思いますけど、経験だけはありますからね。そのへんから気軽にお話していきましょうか。
---まず、関口会長というと、ものすごい大富豪といったイメージが強いですね。
関口 ええ。やっぱり世の中を元気にしたいし、面白くしたいから、あえてそのへんを演じているところはあります。ただね、私は特別に裕福な家に生まれたわけでもなければ、若くして大成功を収めたというわけではない。実際、40代くらいまでは吹けば飛ぶような中小企業のオッサン経営者やったんやから(笑)
---いまの姿からは想像がつかないですね。
関口 そうかもしれませんね。特に私は戦争の時代に生まれていますから、それこそ食うや食わずの幼少時代を送ってきた。あのときの苦しい経験があったからこそ、いまの自分があると思っています。
---裕福な時代と苦しい時代、両方を経験されているわけですね。
関口 もしも、私がいまみたいに裕福な時代に生まれ育っていたら、現在のような立場にはなってなかったでしょうな。特に終戦からしばらくの混乱期は、国や会社に頼っとる場合じゃなかった。誰もが独立心を持って、「自分で自分を守るんや!」という気持ちが強かった。最近の若い人たちは、この独立心が足りないように見えます。 |