---なるほど。ほかに成功者のポイントなどはありますか?
関口 まず、世の中の誰だって成功したいと思っとる。成功したい、出世したいと思うのは自分だけじゃない。それを知ることですね。そうすると、他人と同じことをやっててもダメやと気がつく。他人よりも一生懸命に働かなきゃイカンし、他人が目をつけてないところにビジネスチャンスを探さなきゃイカン。
---それも「独立心」ですね。
関口 そう。誰かのあとを追いかけても、結局はその人を追い越すことはできません。自分だけの道を探して、そこに飛び込んでいくチャレンジ精神が必要です。
---何事もチャレンジするのは難しいものです。
関口 どうしてチャレンジが難しいかというと、失敗するのが怖いから。そしてどうして失敗が怖いかというと、恥をかきたくないから。要するに、失敗して、笑われたりバカにされたりするのが怖いんですな。恥をかくのが平気なら、いくらでもチャレンジできますよ。
---たしかに、そうかもしれません。
関口 だからね、私はどんなに笑われても、自分の信じる道を進んできた。アウトソーシングという新しいビジネスを提唱したときも、そりゃ最初はみんなバカにして笑ってましたよ。でも、自分の中で「ぜったいに大丈夫や!」という自己確信があれば、やがて道は開けてきます。
---実際に失敗してしまった場合は?
関口 そりゃしっかりと失敗を認めることです。私は先日70歳になりましたが、本当に昔の人は偉いことを言うなぁと、あらためて感心しました。「七転び八起き」って言葉があるでしょ。これね、私の人生を振り返ってみると、本当に七回くらい転んでるの。しかも、かなり大きくね(笑) そしていま、再び立ち上がって、大きな夢に向かって進んでいる。だから、若い人が一回や二回転んだくらいでクヨクヨしちゃアカンよ。
---失敗も経験のひとつということですか。
関口 そうです。失敗するほど、人は賢くなるし、成長する。逆に、失敗せずにずーっと順風満帆で進んできたら、いつかかならず大事故を起こすよ。自動車の運転でもそうでしょ? 一回事故を起こしたら、それからは慎重になるし、同じ失敗はしなくなる。
---それでは最後に、現在の若者たちにメッセージを。
関口 私はね、若いときが懐かしいとか、あの日に帰りたいとか、あまり思わないの。いまが一番楽しいから。それで、なぜいまが一番楽しいかというと、やっぱり常に前進して新しいことにチャレンジしとるからやと思うのね。だからみなさんも、小さくまとまったりせず、どんどん新しいことにチャレンジして、心から「いまが一番楽しい!」と言えるようになってください。それができれば、成功なんてあとからついてくるもんや。じゃ、がんばってな! |